活動報告

平成23年度年間活動報告

当センターの各WGより平成23年度の活動状況を報告いたします。

(1)ネットワーク構築WG

当センターの活動や本学で利用できる勤務形態を紹介するパンフレットを作成し、学内はもとより同窓生・学外に対して情報の周知を行っています。
大学病院の生涯教育部門と共催で、民間企業における多様な就業形態について、医師以外の医療従事者におけるワークライフバランスに関する講演会を開催しました。医師を目指す中高生向けには、医師になる前に知っておいて欲しいこと等を愛育病院の安達知子先生にご講演、生化学の宮澤啓介先生に模擬授業を行って頂きました。また、「介護と就業継続」を中心に大学病院にて全職員を対象にアンケート調査を実施し、その結果今後の課題として、@本学の介護制度の内容をあまり知らない・全く知らない方が約90%もいることがわかりましたので、今後周知していくこと。A仕事を続ける上で支障になることの女性の1位は出産・育児でした。院内の病児保育施設については、91%が必要と回答がありましたので、施設の拡充計画を具体化していくことが挙げられました。

(2)就業継続支援WG

出産・育児に関する学内の諸制度を整理し、センターHPに「出産・育児に関する各種制度のご案内」として掲載しました。短時間勤務制度として、臨床助教と病院助教の2つの雇用形態を制度化しました。これらの制度の利用者は着実に増えており、平成24年6月現在、臨床助教11名、病院助教14名となっています。また、育児中の医師から夜間休日責任者当直について相談があり、協議の結果、平成23年12月より育児中の医師については審査を行った上で、事務職員と同様に、すなわち夜間休日責任者勤務の当直のみ免除(日直は行う)が認められました。

(3)育児支援WG

短時間勤務制度を利用して出産後に復職する女性医師も増えてきているので、その子供達を受け入れる態勢の強化が必要となっています。
拡大するニーズに対応して、リトルメイト(京王プラザホテル内託児サービス)利用の支援を拡充しました。対象年齢を「5歳未満」から「未就学児」まで広げ、また第2・4土曜及び日曜に利用した場合の本人負担額を軽減しました。院内保育、病児保育については適切なテナント・施設がないため、引き続き物件について情報収集しています。また、医師を派遣している市中病院に対して、それぞれ育児支援の有無について調査を行いました。

(4)復職支援WG

第2回復職プログラム「外科系」(平成23年6月)を実施しました。これまでは「復職」を主眼に支援プログラムを構成していましたが、今後は生涯教育の観点から復職希望者はもちろん、就業中の方も参加できるコースとしました。この他、4キャンパスに「第2回 医師の復職支援についてのアンケート」を実施しました。各科にどのようなプログラムがあるかをご回答いただき、その内容はHPをリニューアルして掲載しています。

(5)人材バンク構築WG

各診療科よりメンターとしてご協力いただく方を募り、相談窓口としてのメンター制度を始動しました。これまで複数の相談があり、それぞれの状況・要望に応じて関係者間の調整を行いました。勤務形態の提案や保育施設の紹介を通して、離職を防ぎ、就業継続の支援ができています。(平成23年度相談実績:16件)

(6)医学部学生・初期研修医教育WG

医学部学生1・3年生の授業で、男女共同参画、医師としての将来・キャリアを考える機会を提供しました。また5年生には外部講師1名を含む医師3名の仕事と日常生活について紹介するシンポジウムを実施しました。臨床研修医に対しては、ランチョンセミナーでワークライフバランスに関する講話(救命救急センター河井知子先生「医師の生活について〜仕事と生活の調和〜」)を実施しました。

(7)調査・広報WG

平成23年9月より「医師・医学生支援センターNEWS」(季刊)を発行し、センターの活動を定期的に広報しています。またセンターHPの管理を行い、掲載内容を随時更新し、茨城・八王子の両センターのHPにバナーを設置しました。ページビュー数は平均して毎月3,000件になっており、多くの方にご覧いただいています。

今後について

復職支援、相談窓口、キャリア教育、講演会の開催、育児支援、就業形態の検討・改善は今後も継続して行っていきます。これまでは大学病院での活動・支援が主体となっていましたが、今年度は4つのキャンパス全てへの拡大を目指します。また、職員対象のアンケート結果によると、支援センターの認知度は必ずしも高くないのが現状となっています。少しでも多くの方に支援の機会を享受していただけるよう、より一層の広報活動を行います。この他、同窓会と連携した支援や男性のワークライフバランスについても前面に出して考えていく予定です。


  • 活動報告
  • 発行物
  • 講演会
  • アンケート
東京医科大学東京医科大学病院東京医科大学 茨城医療センター東京医科大学 八王子医療センター