活動報告

平成25年度年間活動報告

平成25年度は、文部科学省の科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業(一般型)」の採択から、平成25年11月より名称を「医師・学生・研究者支援センター」に変更し、支援体制を整備しました。当センターの各WGより平成25年度の活動状況を報告いたします。

(1)就業継続・復職支援WG

<就業継続支援>

短時間正規雇用規程(病院助教)運用3年を経過するに至り、制度の検証を行いました。現状をふまえた制度改正を行い、適正な運用をすることによって、キャリア継続を目指す医師の支援ができると考え、平成26年4月に学長および病院長に規程の改正について要望書を提出しました。

<復職支援>

キャリア・復職支援ベーシックプログラムの第5回内科系コースを平成25年6月10日(月)〜21日(金)の2週間開催しました。復職希望者はもちろんのこと、生涯教育の観点から現在就業中の方も1コマ単位からの受講も可能としており、院内外に広く周知した結果、従来よりも多い21名(本学卒院外3名、他学卒院外15名、東医就業中3名)の参加がありました。プログラムにご協力いただきました先生方および各科に御礼申し上げます。今後も年1回程度の開催を予定しており、平成26年6月には第6回を開催します。

(2)育児支援WG

短時間勤務制度や病院助教などの制度を利用して出産後にも復職する女性医師が増えてきており、各医局の人手不足を補う面でも役立っています。
今まで大学病院の託児支援としては、院内保育園とリトルメイト(京王プラザホテル内の託児サービス)と契約を結んで対応していました。新病院の建設を機に全職員向けの病児保育も可能な院内保育園の整備を目指していますが、まだ時間がかかります。そこで育児中の職員を手助けするために、東京女子医科大学とともに「東京医大女性研究者支援事業 女子医大ファミリーサポート連携プログラム」が本年4月よりスタートしました。これは東京女子医科大学で4年前から実施されている育児支援サービスで、サービス依頼会員として登録すると、条件の一致するサービス提供会員が一時預かり保育(送り迎え等)、病児・病後児保育等を担当してくれるというものです。東京医科大学・東京医大病院に在籍している職員であれば利用可能で、さっそく30名ほどが登録し、サービス活動が開始されています。

(3)相談窓口WG

平成25年度の問い合わせ総数は20件、うち院内11件、院外9件でした。相談に至ったものは13件で、出産後の就労形態や復職についての相談が目立ちました。来談者にはよりよい勤務形態の提案や様々なキャリアについてのアドバイスを行いました。今後は、各診療科のキャリアサポーター(メンター)を周知し、いっそう充実した対応を行いたいです。

(4)学生・研修医支援WG

医学科1年生、3年生の授業時間を用い、男女共同参画や医師としての将来について考える機会を提供しました。また5年生には医師の幅広い活躍の場を知ってもらう目的で、外部から講師をお招きし、「国際産業保健医師の役割 〜アジア・アフリカの風と大地と健康と〜」と題してアフリカでの産業保健、医療支援について(労働科学研究所副所長 吉川徹先生)お話を伺ったほか、地域に根差した病院ならではの日常診療の様子、地域病院の重要性について(山口病院医長 田口享子先生)にお話をいただきました。
 初期臨床研修医に対しては、宮原か奈先生(乳腺科)に、海外での学会発表から新たな研究のチャンスを広げていくお話や、研修終了後の進路の選び方について自分のやりたいことを明確にして目標をもって学んでいくことの大切さをお話いただきました。
 医師を目指す中高生向けには、『「医療を支える臨床医学」を支える基礎医学』と題して伊藤正裕主任教授(人体構造学)に医学部摸擬授業をお願いし、また『−医学部入学前から知っておいてほしいこと−医師の「使命」と「生涯を通じたキャリア形成」』と題して片井みゆき先生(東京女子医科大学 東医療センター 性差医療部准教授)にご講演をいただきました。

(5)調査・広報WG

広報活動については、平成25年度のホームページビュー数は年間34,166件(月2,847件)で、前年度の25,543件(月2,128件)を大きく上回ることができました。また、ホームページのリニューアルを行い、平成26年4月より新しいホームページを開設いたしました。今年度の広報の目標は、新しいホームページ、近隣の医師会や他学との交流を活用し、研修プログラムや講演会等の周知をいたします。また、調査活動については、ホームページを利用し、閲覧者の実態調査を行います。

(6)研究者支援WG

補助金採択後10月から活動を始めた当WGでは、@研究と家庭の両立支援のため研究補助者配置制度、A本学の研究環境を知るため研究者アンケート調査(平成26年2月実施)、B女性研究者支援の必要性を周知するためキックオフシンポジウム(平成26年1月25日開催)C若手研究者や教員向け研修会(平成26年3月開催)を行いました。今年度は研究発表の機会提供、研究活動の支援を目指していきます。また、9月27日に医療系大学の女性研究者支援をテーマとしたシンポジウムを開催する予定です。

今後について

平成26年度は「女性研究者研究活動支援事業」の2年目を迎えました。指導的地位の女性研究者を増やすこと、更に基礎医学と臨床医学の具体的な橋渡しができるよう活動します。今年度より女子医大ファミリーサポートを開始し、新宿の育児支援の幅が広がりました。キャリアサポーター制度では、基礎系と臨床系両方の教員の相談窓口機能として活動できるように制度設計を進めていきます。他大学や医師会とも連携し、一人でも多くの方に当センターの活動を知って頂きたいと考えております。


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