活動報告

平成26年度年間活動報告

平成26年度は、文部科学省 科学技術人材育成費補助事業「女性研究者研究活動支援事業」の2年目となり、支援体制をさらに強化しました。学長をはじめとして、室員、オブザーバー、教職員の皆さまにご理解・ご協力賜わりまして、心より感謝申し上げます。各WGより平成26年度の活動状況を報告いたします。

(1)就業継続・復職支援WG

<就業継続支援>

 昨年度検証を行った短時間正規雇用規程(病院助教)の現状をふまえ、任期の変更や研究助教の追加等といった制度の一部改正が行われました。病院助教は1ヶ月平均30.3名で2名の常勤復職者がいました。制度改正に伴い、旧制度の病院助教の方と面談を行い、現状の勤務や今後についての確認や相談等を行っています。平成27年度も引き続き面談を行っていく予定です。

<復職支援>

 キャリア・復職支援ベーシックプログラムの第6回を平成26年6月16日(月)〜27日(金)の10日間開催しました。復職希望者はもちろんのこと、生涯教育の観点から現在就業中の方も1コマ単位からの受講も可能としたプログラム内容となっております。院内外に周知し、8名(本学卒院外3名、他学卒院外3名、東医就業中2名)の参加がありました。今後も年1回程度の開催を予定しており、平成27年度は6月15日(月)〜25日(木)・9日間の日程で第7回を開催する予定です。
 また、新たな試みとしてシミュレーション研修と医療機器体験・手技練習などを行うタスクトレーニングを組み合わせた「基本のおさらいシミュレーション〜その1〜」を平成27年3月28日(日)9:00〜12:30に医師・医学生を対象で開催し、10名(他学卒院外医師2名、東医学生8名)の方にご参加いただきました。
 両プログラムともにご協力いただきました先生方および各科に御礼申し上げます。今後も引き続き開催を予定しております。ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

(2)育児支援WG

 短時間勤務制度や病院助教等の制度を利用して出産後に復職する女性医師が増えてきており、各医局から大変助かっているという声をよく聞きます。一方で、復職する女性医師が多くなり、既存の保育・託児サービス(大学病院内保育園つくしんぼ9名+院外託児サービス・リトルメイト10名)だけでは追いつかなくなってきています。院内保育園の拡充・病児保育の整備が急務ですが、残念ながらすぐには実現できない現況です。
 院内保育園の充実をはかれるまでの手段として、平成26年4月よりサービス開始となった「東京医大女性研究者支援事業 女子医大ファミリーサポート連携プログラム」を活用していただきたいと思います。東京女子医科大学で実施されている育児支援サービスで、依頼会員として登録すると、条件の一致する提供会員が一時預かり保育、病児・病後児保育を行うものです(本学・大学病院に在籍している学生・職員であれば利用可能)。女子医大では毎月200件以上のサービスが利用されており、東京医大でも既に60名の依頼会員が登録し、毎月約20件のサービスが利用されています。

(3)相談窓口WG

 平成26年度の問い合わせ件数は23件で前年より4件増えました。内容は例年通り出産後の就労形態に関する相談が最も多くありましたが、介護を目的とした時短勤務の相談もありました。また、新しい試みとして、外部講師によるキャリアサポーターのスキルアップ研修を行いました。
 今後は就労形態が一覧できるパンフレットの作成を進めるとともに、好評でありましたキャリアサポーターのスキルアップ研修を昨年度とは違う視点で計画したいと考えています。

(4)学生・研修医支援WG

 昨年に引き続き学部学生および研修医に、キャリアについて考える時間を提供しました。特に医学科4年生には、「医師として働く自分像を考える」として5年後・10年後の自分を考えるワークを取り入れた授業を開催し好評でした。医学科5年生のBSL統合講義では、本学同窓の東京都医師会長の野中博先生に「地域医療」について、(独)医薬品医療機器総合機構・本学総合診療科の小野昭子先生には「医薬品医療機器の審査の業務とワークライフバランス」についてご講演いただきました。引き続き授業を活用して、学生が様々なロールモデルに触れ自分の人生を考える機会を提供していきたいと思っています。

(5)調査・広報WG

 広報活動については、平成26年度にホームページをリニューアルし、年間閲覧件数は約31,000件(1日約85件)と多くの方に見ていただけるようになりました。平成27年度も引き続き、情報を必要としている人たちに届けられるように活動していきます。また、調査活動についても、本センターをより有意義なものとするために、他学との交流や利用者の声などを集めて今後の活動に役立てていきます。

(6)研究者支援WG

 平成25年文部科学省「女性研究者研究活動支援事業」に採択され、10月から活動をはじめたWGでは、1)女性研究者に対する支援体制の整備、2)柔軟な勤務体制の確立、3)研究活動補助者の配置、4)女性研究者の雇用促進および上位職女性研究者を増加させる取組、5)女性研究者が活躍する大学を目指す意識啓発活動の5つの事業目標に沿って進めてまいりました。平成26年度は女性研究者の公募により2名の講師が着任し、そのほかにも若手研究者向けの科研費セミナー・個別相談を行いました。支援事業の最終年度となった本年は、様々なキャリアアップ研修会・支援女性研究者の研究発表会・国際シンポジウム開催等々、本学の皆様に参加していただきたいイベントも企画しております。皆様のご協力をお願いいたします。

今後について

平成27年度は「女性研究者研究活動支援事業」の最終年度として、指導的地位の女性研究者を増やすこと、教員の研究と家庭との両立に対する相談窓口機能をさらに進め、具体的な研究支援を行います。本年度も皆さまのご支援、ご協力の程よろしくお願いします。


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